不動産営業マン家を買うVol.17 物件引渡し編
このブログは、不動産営業マンが、不動産購入から引っ越しまでを綴るブログとなっています。
-前回までのあらすじ-
完成目前に宣告された、引渡し延期宣言!
するおの妻の決断により、引き渡し日延期を避ける為、給湯器のないまま引き渡しを受ける事を決めたするお。
このまま引渡しを受けるのか?
着々と完成する自宅が気になりながらも、仕事と向き合うするおは、自身が働くオフィスにいた。
お客様との電話を終え、受話器を置いたするおの背中越しに声を掛けてきた男。
コトリイノベーション代表の扇子良男
良男「するお君、給湯器の件なんだけど・・・」
するお「はい・・。」
(なんだかイヤな予感がするぅ。イヤな予感しかしない・・・)
シックスセンスで何かをキャッチしたするお。
良男「無事に給湯器確保できました!」
するお「マジっすか?しかし何故確保できたのですか?」
世界的に猛威を振るうウィルスの影響で、給湯器の生産が追い付かず在庫が枯渇している
この状況下で良男から言われた事実に困惑。
良男が無言のまま、少し離れたオフィスに視線を動かす。
するおも、その方向をゆっくり確認したそこに居たのは・・・・・
益荒猛男(ますら たけお)
するおの勤務する会社の代表取締役だった。
驚くするおに、見逃しそうなほどなニヒルな笑みを一瞬見せ、アイコンタクトを取ってきた猛男社長。
するおには、その目の動きで何と言っているのかが分かった。
猛男(キュウトウキ ゲットシトイタゼ フロハイレヨ)
するおも負けじと感謝のアイコンタクト
(シャチョウ アリガトウゴザイマス カミシメナガラ ニュウヨクシマス)
感激の意思を伝えつつ、内面抑えきれないほどのガッツポーズ
二人の無言のやり取りを横で凝視するコトリイノベーション代表の良男。
緊張感のある、しかし何ともホッコリとするオフィスでの出来事だった。
するおの給湯器の件を良男から事前に聞いていた取締役の猛男は、その広い人脈で給湯器を手配していてくれたのだ。普段から忙しく働く社長を目にしていたするおは、その貴重な時間を使い給湯器確保のために動いてくれた事に感謝してもしきれなかった。
こうして無事に引き渡しを受ける事になったするお。
-数日後-
引渡し当日、現場へ足を運ぶといつもよりフォーマルに身を包んだ、コトリイノベーションの良男と輝雄が室内で待っていた。
物件の引渡し時は、汚れや施工の不具合などをチェック。その後1週間ほどで手直しをして完全な引渡しになります。
事前にコトリイノベーション側で念入りなチェックをしてくれていたお陰で、するおサイドからの指摘箇所はほぼゼロ。
こうして、コトリイノベーションや、職人さん、するおの会社の社長たちのサポートを受け、無事に引き渡しを完了することが出来たのでした。
次回、いよいよ最終回 念願のリノベ物件で生活を始めたするおに訪れた変化とは?
次回 最終回 ‐その後の日常 編-
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