さいたま市浦和区岸町をご紹介

今回は浦和区岸町を紹介していきたいと思います!

岸町は浦和駅西口から少し歩いた南側に位置しています。

日本橋と京都を結び、江戸時代に行き交う人たちで

賑わっていた旧中仙道が存在しているため

伝統と由緒ある、落ち着いた雰囲気を醸し出す街。

その街並み自体が見どころだったりもします。

でも、ただ昔のものを見るだけじゃもったいない!

詳しく知れば知るほど面白い建物がたくさんなんです!

知られざる浦和の歴史を紐解いてみませんか…?

それでは早速紹介していきましょう!!

まずは街の様子から。

住宅街の一角からは駅前のPARCOが見えます
線路沿いの何とも言えない雰囲気、好きです
県に一つの日本赤十字社埼玉支部はなんと岸町にあったんです

一見落ち着いてのびのびとしたフツーの街。

しかし!なにやら気になる建物が。

なにやら瓦屋根と白壁な壁!
引いて見るとこんな感じ。なんの建物なんだろう

ここの正体は・・・

じゃじゃーん

小学校でした。

岸町にあるのに高砂の名前がついているんですよー!
面白いですね〜〜。
浦和区高砂については以前紹介していますので、
そちらも是非チェックして見てください笑

普通じゃない外観、気になったでしょ?

ここ、さいたま市立高砂小学校

さいたま市内最古の小学校なんです。

その歴史は明治4年からと、とーーっても長い!

この外観は浦和市政50周年のさい、記念として

創立当時の尋常高等小学校の

瓦屋根に白壁の「真砂塀」を再現したんだとか!

瓦をよーく見ると、浦和市章がついているんです

「郷学校」 のイメージが蘇っています。

ちなみに豆知識ですが、有名な卒業生として

タレント・コメディアンなどさまざまな顔を持ち、

欽ちゃんの愛称で親しまれる

萩本欽一さんがいらっしゃいますよ。

さらに、こちらは明治33年に開校された

埼玉県立浦和第一女子高等学校

昔から街を見守ってきました

開校当時は「埼玉県高等女学校」でした。

県下で唯一の高等女学校として

女子教育の中核を担っていたそうです。

現在はあたりまえにある女子高ですが、

実はここが元として発展していたんですね。。。

さて、街の様子をもう少し見ていきましょう。

ここはマンションの住宅地ゾーン
アートスクールを発見
2020オリパラの射撃は埼玉が会場ですよ

旧中仙道沿いにはディープで面白い建物がたくさんです。

昔ながらの雰囲気も

中でもとっても古風な建物を発見!

なんとご立派な。。。こんなに綺麗な状態で残っています!
木彫りの看板、かっこよすぎ。。。

こちらは江戸末期創業の日本茶販売店、

青山茶舗さん。

木造って時が経てば経つほど
味がでるんですよね。。。

建物は江戸後期から明治初期に建てられたらしく、

道路沿いギリギリです・・・!

お店をのぞいてみましょう。

湯呑や急須がずらーーーり

こんなものも!

機関車みたいですが、ほうじ茶を煎る機械なんだそう。

お隣にはギャラリーと喫茶店の、楽風さんがあります。

納屋なんて入ることめったにないですよね
ここでお茶ができるなんて、風情あるなあ~~

納屋は当時の作業場、お茶の保管場となっていたそうです。

現在一階はカフェ、二階はギャラリーとして使用されています。

さあ、せっかく来たのでお茶しましょう!!

・・・と言いたいところなのですが。

浦和と言えばあれ。

やっぱりあれをどーーーしても紹介したくて

泣く泣くここに入るのをを諦めました。

なんだと思いますか?

そうです!

うなぎです!

なぜ浦和で有名なのかと言いますと…

江戸時代に浦和近郊は沼地が多く、

川魚が多く生息する水郷地帯だったことから

魚釣りなどを楽しむ行楽客で賑わっていました。

その行楽の人々に沼地でとれたうなぎを出したのが始まりで、

味の良いことが評判になり、うなぎ料理が広まったそうなんです。

そんな、伝統ある浦和の鰻をどーーーしても食べたくて。。
今回訪れたのはこちら。

この日も賑わっていました!!

味の名門、満寿家さん。

お店に入った瞬間、
タレの甘い香りが ふわっ と香ってきて
とても居心地が良いです。

驚いたのは、店員さんがお着物を着ていること!!
まるで旅館のようです…。

さぁ、どれにしようかなー
並、上、特上、、、。

店員さんに聞いたところ、並でもうなぎを一匹使っているので
充分ですよ!といわれ並を注文しました!

待っている間にお茶。おなじみのうなこちゃん。愛らしいお顔です
ウナギ小唄なんてものがあったんですね

ゆるかわいいキャラクターが

和ませてくれます。

20分ほどしてうな重が登場!

ドキドキ。

オーーープン!!!!

おいしそう。見るだけでよだれが出てきちゃう。。。

いただきまーーす!

ふんわりしていてとってもおいしい!
タレは甘すぎず、優しい味

ちなみに山椒はミルで引くタイプと

粉タイプ、両方ありますよー!

ぜひこれから「浦和=伝統ある美味しいうなぎ」
を広めていきたいなー。

ごちそうさまでした。

お腹がいっぱいになったので、ゆったり歩いていきましょう。

やっぱり「和」っていいな~~としみじみ感じながら

進んでいくと・・・

旧中仙道沿いの通りに、こんなところが!

神社から楽しそうな声がしてきましたよ~~!

賑わっているようです。

入ってみましょう!

家族みんなで参拝されていました

七五三の季節ということで

お着物をきた子供たちの姿がちらほら。
ほほえましいですね~~。

こちら、名を調神社といいます。

「ちょうじんじゃ」と読んでしまいそうですが
正しくは「つきじんじゃ」 と読みます!

よーーく見ると、この動物は・・・?

地元では「つきのみや」と呼ばれ愛されているんだとか。

気づいた方もいらっしゃるかもしれませんが、

調神社には鳥居がないんです!

さらに!!!!
狛犬ではなく兎が置かれています。

これまたびっくり。

なぜ兎なのかといいますと、

調(つき)の名が月と同じ読み方であることから

月の動物と云われた兎が神の使いとされ、

中世の月をもつ神秘に畏敬をなし月の出を待って祈る

月待信仰の広がりと結びついたから、なんだそう。

(公益社団法人さいたま観光国際協会より)

さらに名前から、ツキを呼ぶとして

勝負事などの願掛けに訪れる方も多いんだとか!

なんだかシュールな光景。。。
本殿と拝殿が一体となった権現造

とても興味深い神社。。

初詣はとっても混むそうなので、天気の良い日

散歩がてらに行ってみてはどうでしょうか。

お隣には緑豊かな公園もありますよ。

子どもだけでなく、大人が多いのが印象的でした

遊びに来るだけでなく、

ここに集まっておしゃべりして、情報交換して、

のんびりと時間を過ごすような

コミュニティの場になっていました。

まるで江戸時代の賑わいを再現したみたいです。

いかがでしたか?浦和区岸町

歴史の深い建物や場所には、その一つ一つに

ちゃーーんと深い理由がありました。

歴史を知っていくと、なるほどな!!

ここはこうだからこんな場所なんだ~~、と

どんどん街を見るのが面白くなりますよ。

まだまだ探っていきたい街でした!

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