不動産営業マン家を買う Vol.04 指値交渉編

このブログは、不動産営業マンが、不動産購入から引っ越しまでを綴るブログとなっています。

カツカツ、カツカツッ・・・

購入申込書へ必要事項を書き込み、売主様担当の業者へ電話。

担当者の営業マンへ繋いで頂きました。

するお「お世話になります。MET Design Homeの利ノ邊ですー。見学させて頂いた物件のお申し込みの件でご相談があるのですが、近日、1度お会いできないでしょうか?」

売主担当営業マン「承知いたしました。それでは◯日に弊社へお越しください!」

するお「わかりました。それでは当日宜しくお願い致します。」

こうして、担当営業マンとのアポイントを獲得しました。

※実際、物件を所有している売主様への交渉は、担当の営業マンが行います。

いかに担当営業マンを味方に付けて、頑張って貰えるかが掛かっています。

まずは担当営業マンと直接会って、売主様の状況などをヒアリングし無理のない指値交渉額を探る為、アポイントを取りました。

-アポイント当日-

約束の時間より少し早めに着いた私は、先方業者の受付嬢に案内されたテーブルで、出されたお茶をすすりながら担当営業マンを待っていました。

カツっ

カツっ

カツっ

軽快に鳴る革靴の音と共に担当営業マンが姿を現しました。手早く名刺交換を終えお互い着座します。

交渉開始です

30分程、話し込んで分かった事

❏売主様は、マンションの管理組合の役員も過去にやっていて、物件に自信を持っている

❏過去に買取業者から購入の申込みが入っているが断っている

❏担当営業マンも、そろそろ取引を完了させたいと思っている

❏売主様の住んでいる場所が、私、するおの住む地域と比較的近い(⇦ HOT)

こんな事が見えてきました。

自分が住んでいる物件は誰でも高く売りたいと思う事は自然ですが、自信を持ちすぎた強気すぎる価格設定は、長期間売れ残ってしまうデメリットも覚悟しなくてはいけません。

まさに今回の物件がソレに該当し、担当営業マンも頭を悩ませている様でした。

(これイケルんじゃないの?☆彡)

密かに心が小踊りし、口元が緩みかけたのを必死に抑えました。

気になったのが、買取業者からの購入申し込みを断っている点。

買取業者とは、物件を購入し、リフォームして再販売を業としている会社です。

一般のお客様が購入する相場より安く仕入れる事がほとんどなので、無茶な指値交渉を入れたのではと思ったのですが、どうやらそうでもなさそう。。

金額を聞くと、私が申し込みをしようとしていた価格とほぼ同額!

つまり相場価格での申し込みを蹴っていたわけです。

※買取業者が買主の場合、売主様にとって以下の様なメリットがあります。

❏ローンが通らない心配がない

❏何か物件に不具合が有っても売主様へ責任の追及はしない(瑕疵担保免責)

それなのに売主様は断っていると・・・。

「WHY?」

担当営業マンに理由を聞くと、売主様は一般のお客さんに買って欲しいとの事。

恐らく誰が住むのか分からないよりも、契約時に買主と対面して取引がしたいとの考えが売主様にはあったのではないでしょうか?

熱い!

アツいよ、売主様!

私は一般個人ですよ~』

そして更に、売主様が住んでいる場所が、私するおの住む地域と比較的近いことが判明!!

不動産は

【縁】(えん)

良く聞きますでしょー?

特に売主様の世代なんて、きっとこの

【縁】(えん)

※ そのようになるめぐりあわせ。例「一緒に仕事をするのも、何かの縁だろう」(コトバンクより引用)

を、さぞかし大切に考えてくれるのは、長年の営業経験から嫌でもわかってしまう。

我ながら強運すぎて恐い。この追い風に、背中を押されて飛び立つ FARAWAY・・・

(これイケるんじゃないの?⤴)

事情を理解し、急遽申し込み価格を変更し、売主様が断った価格より80万円ほど高い金額で申込書を営業担当者へ託しました。

担当営業マンも「これで何とか契約になるように売主様と商談します!」と言って下さったので

心して結果を待つことにします。

次回  Vol.05 -売主様からの回答編-  無事に契約へ至るのか否か? お楽しみに!

Vol.05はコチラ

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