物件選びの際は窓も重要ポイントです_010【さいたま市大宮区のMET Design Home】
こんにちは!
この〔はじめまして!リノベーション〕も第10回となりました。
(過去記事はこちら)
そろそろはじめましてでもなくなってきてしまいましたが(笑)、
まだまだリノベーションよもやま話について語っていきたいと思います。
今日は、「窓」について。
天気がいい日の窓際、最高ですよね〜
お部屋をリノベーションするにあたって、避けて通れないのが「窓をどうしつらえるか」という問題です。
窓は物件に元からついているものなので、リノベーションにあたって実はあまり自由度が高いとは言えないパート。
- 場所を変更する
- 形を変更する
- 新しく窓を作る
- 元あった窓を塞ぐ
といったことは基本的に難しく(マンションではほぼ不可能)、
やるとしても屋外工事を含む大掛かりな作業が必要になってしまうため、一軒家丸ごとリノベーションなど、かなり大々的な工事を行う場合にやっと手をつける、というような場所なのです。(もちろんお値段もソレナリに・・・)
これまでご紹介してきた壁や床、間取りの変更は基本的に室内で完結することから自由度が高く
「あんなこともこんなことも出来る!」とウキウキお伝えしてきましたが、
一般的な中古物件のリノベーションにおいて、窓に関しては「元の場所・大きさ・形をそのまま活かす」のが定番の手法といえます。
「自由度が低い」と聞くとちょっとがっかりしてしまいますよね。わかります、その気持ち・・
でも、だからこそ、しっかりと処理することが大切だと筆者は考えます。
窓は本来、家の中に風や光を取り込む重要な役割を担った存在。
リノベーションで素敵になったお部屋の中で、「なんだか窓だけ古いまま・・」みたいに悪目立ちしてしまうのは悲しい。
形は自由に変えられないけれど、位置は好きに決められないけれど
せっかくだから今ある価値を減らさない、できることなら素敵に見えるようにしていきたいですよね!
窓サッシについて
いきなりですが、窓のサッシの色が気になります。
皆さんもそんなこと、ありますよね・・・うん、きっとある。
ちょっとレトロな物件(築35年とかを超えてくるあたり)だと、
銀色のアルミサッシ
の物件が目立ちます。
そして、その次の世代(バブル時代~崩壊後くらい、築25~30年あたり)になると、同じアルミでも
焦げ茶色とか黒
の物件が増えてくるんですよね・・・時代の流れとともに移り変わるサッシ事情があったのでせうか。
実はこの黒のサッシは、リノベーションをするにあたっては結構好都合です。
黒は何と言っても「引き締め効果」がありますからね。
白とかベージュとか、柔らかい色が主体になりがちなお部屋に黒のラインが入ることで
空間を「シュッ」っと引き締めてくれます。
サッシが黒いことで、ナチュラルなだけではない、ちょっとクールな空間が出来上がっています。やるな黒サッシ。
銀色のアルミサッシはというと、こちらは全くもってレトロ。
なんとも懐かしさ(一部の若者にはすでに馴染みがないかも)のある一品。
こちらは色としては主張がないので、馴染ませる方向性で。
窓枠部分を周辺の壁と同じ色にしておくと、より悪目立ちしづらいように見えます。
例えばこのように、壁(白)・窓枠(白)・サッシ(銀)というようにしておけば、グラデーション的に色が馴染んであまり存在を感じません。
これは黒サッシでも同じで、窓枠部分を壁の色と統一することで、より見た目をスッキリさせることができます。
こちらは元々白のサッシが使われているお家。サッシがあまり主張せず、全体的に柔らかな印象の空間になっています。でもこうやってみると、上のアルミサッシもなかなかいい線まで近づいている気も・・・!?
別途費用がかかりますが、サッシの内側(部屋側)に二重サッシを取り付ける方法もあります。
断熱効果や遮音性能を上げるついでに(?)窓の印象を変えるなんてことも可能。
それぞれのサッシの特性を掴んで、よりよいリノベーション方法を選択できるといいですよね。
窓の大きさと高さ
最初に書いたように、リノベーションでは窓の大きさや高さを変えることは至難の技。
ということは、物件選びの際に
- 窓の位置や大きさ・高さをチェックする
- もしそれらが希望通りでなかった場合、どう処理するかを考えつつ物件を検討する
ことが大切ですよね。
例えばこちらの物件、筆者的に「美味しいなぁ・・」と思います。
この物件、掃き出し窓と掃き出し窓の間の距離がものすごく短いことにお気づきでしょうか。正直あまり見かけないレベルの近さ・・。
これって、まるで「1つのものすごく大きな窓がついている」みたいじゃないですか?
そして実際(がんばって)そのように見ると、お部屋がよりダイナミックに感じられませんか。
同じ素材のカーテンやブラインドをずらーっと付けたりすると、格好良さそう・・・
新築マンションでは叶えるのが難しそうな「爽快なほど大きい窓の夢」が叶うこともあると思うと、年代物のマンション、侮れませんね・・・
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次は、もしも窓が希望する程の大きさでなかった場合。
さっきみたいに十分な幅があればいいですが、かといって窓だけを重視して物件を選ぶこともできません。
そして筆者は「窓の位置が高い家」が好みなのですが、どうやら日本では数が少なそう・・
そういう場合はどうすればいいか。
我々は既存の(天井と窓の距離が長めだったり、思ったより幅が狭かったりした)窓に対して、どうアプローチするべきか・・・
という問いに対しては、「カーテン」が最も現実的で実現しやすい解決法かなと思います。
こちらに、窓を上手にカバーしてすっきり見せることに成功した物件が。
カーテンレールを窓枠の上辺ではなく、天井近くに設置することで実際の窓サイズよりも長いカーテンを吊るして縦のラインを強調しています。
写真はレースカーテンですが、布のカーテンを閉めてしまえば「天井まで窓があるように錯覚させる」効果を生むことができますね。
空間に対して窓(と錯覚させる)面積が大きくなることで、空間にエレガントさが加わるのではないでしょうか。
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なお居室はさておき、リビングにおいてこの「レースカーテンのみ吊るす作戦」も要チェックです。
カーテンは遮光性を重要視した素材のものが多く、一般的に「重たい感じ」が出やすくなってしまいます。
家の中でも比較的公共性の高いリビングにおいて、特に外からの目線が気になる立地ではない場合は「レースカーテン一枚だけサラッと吊るす」ことで空間が軽やかな印象になります。
カーテンといえば、もはや定番人気となっている木製ブラインドもやっぱり素敵ですけどね・・・!
窓の周りも工夫の余地がたくさんありましたね。
あまり自由にならないからこそ、選ぶ時、そしてリノベーションする時にしっかり推敲を重ねることが重要だと思います。
物件を購入する際は、今日のようなポイントも加味しながらぜひご検討くださいね。
さいたま市大宮に拠点をおくMET Design Homeにご相談ください♪
では、また次回~!