住宅ローンで買った物件で賃貸経営してるんです
みなさんこんにちわ。
今回はタイトルにもあるように、住宅ローンで購入した物件で賃貸経営するお話
このコラムは・・・
- 「利回りは気になるけど、リスクが怖い」
- 「良い物件が見つからないし、融資も通るか心配」
- 「自己資金が少なくて、一棟買いはムリ」
そんな方に読んで頂きたい内容です。
目次
賃貸併用住宅という選択肢
いきなり結論ですが、【賃貸併用住宅】を購入することで住宅ローンを利用し不動産投資を行う事が可能です。
賃貸併用住宅とは、建物面積の半分以上を自己居住用、それ以外を賃貸居住用に設計した建物のこと。
例えば…
- 1階を自宅、2階を賃貸として貸す
- 玄関が2つある2世帯住宅風の設計で、一方を賃貸に
- 1K〜1LDKタイプの賃貸ユニットを1部屋だけ設ける
ポイントは、建物全体の50%以上を自己居住として使用すること。
これを満たすことで、住宅ローンの適用が可能となります。
もちろん自宅として、ちゃんと住まないといけないので、しっかりと守るべきことは守ってくださいね!
なぜ「住宅ローン」が有利なのか?
投資用ローンと住宅ローンの金利差は非常に大きいです。

つまり、同じ建物でもローン条件が圧倒的に有利なのが賃貸併用住宅の強み。
低金利×長期間=月々の返済を抑えつつ、賃料収入で相殺できるため、
実質の住居費をかなり軽減することができます。
注意点もあるよ
もちろん、いい点ばかりではありません。当たり前の話ですから、賃貸併用の場合、水回り設備、玄関など、通常の自宅なら1つで済むものを2つ用意しなければいけません。
それなりに建物面積も増える為、建物代金の増加=融資金額の増加
となることを忘れないようにしたいところです。
イメージ例:月10万円のローン、賃料5万円なら…
仮に、住宅ローン返済が毎月10万円だとして、賃貸部分で毎月5万円の家賃が入れば…
- 実質返済額は5万円
- 家賃並みの支払いでマイホームが持てる
- 数年後に繰上返済も視野に入る
また、自己資金が少ない方でも、住宅ローンなら頭金10%前後で組めるケースが多いため、初期ハードルが大きく下がります。
こんな人にこそ向いている
- 賃貸併用で住宅ローン返済を軽減しながら、資産を形成したい
- 投資はしたいが、一棟買いはまだ不安
- 転勤リスクが少なく、長期的に1つの場所に住む予定がある
- 子育て後、子供が独立したら賃貸スペースを増やす…など将来的な柔軟性を求める
将来の“出口戦略”も選べる
賃貸併用住宅は、将来の使い道も多様です。
- 自宅+賃貸→将来フル賃貸に
- 自宅+賃貸→将来親世帯や子世帯との同居に活用
- 転勤などで自宅を空ける際も、2室とも賃貸に出せる可能性あり
将来的な選択肢を持てるのは、資産としての住宅価値がある証拠です。
注意点:始める前に押さえておくべきポイント
賃貸併用住宅は“中間型”の不動産活用なので、以下のような点に注意が必要です。
1. 設計の工夫がカギ
自宅と賃貸部分のプライバシー分離設計は必須。
2. 住宅ローンの審査
住宅ローンとはいえ、賃貸部分があるため事前相談は銀行との綿密な打合せが重要。経験のある設計士や不動産会社と連携を。
3. 空室リスクの存在
収支計画は「常に満室」の想定は避け、2〜3か月の空室期間も想定してキャッシュフローを見積もること。もちろん事前に賃貸相場を調べることはもちろん、賃貸併用住宅でも相場賃料が得られるのか?需要はあるのか?をしっかりと確認しておきたいですね。
4. 管理や対応は自分の責任
小規模でもオーナー業である以上、賃貸管理・トラブル対応・契約手続きなどが発生。苦手な場合は管理会社の活用も検討を。
まずは「住む場所」を“収益資産”に変える一歩から
「家は一生の買い物」と言われる時代は終わりました。
いまは、自宅そのものを“収益を生む不動産”として活用できる時代です。
賃貸併用住宅は、低リスクで資産形成を始めたい方にとって最適なスタート地点。
家賃を“払う”側から、“もらう”側へ。
興味ある方は色々と深堀りして調べてみてください!